覚え書きB | うわごと

うわごと

写真映像作家。大阪でギャラリーを運営しています。備忘録、自己の統計とするために、過去にWeb媒体に書き込んだ自分の発言をランダムに寄せ集めて掲載しています。ALL主語なし。
写真映像作家。大阪でギャラリーを運営しています。備忘録、自己の統計とするために、過去にWeb媒体に書き込んだ自分の発言をランダムに寄せ集めて掲載しています。ALL主語なし。

覚え書きB

飾り付けの材料を買ったまま使うなんてことはありえず、今からコチョコチョやる。映画の小道具作りを懐かしむ。

和歌山での個展、帝塚山の時のようにサンキューカードの配布を急に思いつき、そこに載せる文章を書き始める。すでに写されてしまった写真に付け足す言葉のつまらなさは自分でもよく知っているから、なおさら書く。

ギャラリーではない展示場所で個展をするのは初めてかもしれません。(田んぼでグループ展ならある、笑)

会場が古民家と言う事でアチコチいろんな方法でプリントを飾ってます。その中で見辛いところに貼ってる写真が1枚あって。すぐに見つかると思うんですが自分の足で入っていって目の前で見ないと何かは分からない。でも全部を知れなくてもいいんです。そこにあることを見るのが大事だと。

設備の整ったギャラリーの壁は何でもできるように見せかけて、実はある種の制約をかけることで逆に展示をやり易くしているのだと思う。今回のような古民家は、自由が無いようで実は何でもアリだと感じた。遠くまで見に来てもらった値打ちを感じて貰える様なここでしか実現できない空間を作れたと思う。

車窓から見える自由席乗車待ちの列に微かな優越感を覚える特急サザン指定席。しかしガラガラの車内で縦並びにおっさん三人が集中。前のやつがリクライニング最大だし、蓬莱の豚まんを持ち込んでるやつもどっかにいる。なんで朝からソレなのか。

今日、僕の目の前にあった風景を反芻すると、あれは白昼夢だったのかな・・と思うような不思議な時間の流れでした。

30年間閉ざされたままだったあの空間にこの作品が呼び寄せられたことが、単なる偶然とは思えない、数々の符合を感じました。

明日からは雨降りのお天気という事で、紙1枚の展示物たちも、湿気を吸って呼吸を始めそう。光や湿気や風・・・周辺環境を取り込んだ、日本家屋ならではの空間がお楽しみ頂けると思います!

オジバ商店さんでの個展では、目に見える場所に39枚を展示し、どこかに7枚を隠してます。が、僕も何処に隠したか覚えてなくて(笑) 設営中に100年ほど前の写真が発見されたことに着想を得て、あの建物の中に潜ませたんです…いつか誰かが発見してくれるかな・・?

30年間に渡り閉ざされたままだった古民家の空間に39枚の写真を潜ませました。このたった3日間の出来事もこの建物の歴史の一部となるのです。
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