覚え書きC
北井一夫「カラー」を鑑賞。DM写真に強く惹かれて訪れたがそれとは別に、油絵で描いたような青空の下で遠くまでゆるやかにカーブしながら続く木造の津軽十三大橋に心を鷲掴みにされた。
1986年の山間の集落に写る中学生らしき男子はおそらく僕と同年代。でも僕にとってそこにあるのは映画の中のような異世界。
むしろ、1972年パリの小汚い路地や薄汚れたホテルの壁なんかのほうが、子供のころウロウロしていた天王寺や難波にかつてあった風景と酷似している気がして面白かった。
(2019.7)
1986年の山間の集落に写る中学生らしき男子はおそらく僕と同年代。でも僕にとってそこにあるのは映画の中のような異世界。
むしろ、1972年パリの小汚い路地や薄汚れたホテルの壁なんかのほうが、子供のころウロウロしていた天王寺や難波にかつてあった風景と酷似している気がして面白かった。
(2019.7)